山にごみを捨てるのはやめようよ

俺は今日はとても悲しい。

地元の身近な秘境、「○○の滝」を見に行った俺は打ちのめされて帰ってきた。

サンドイッチとビールで幸せなひと時を過して帰ってくるはずだった俺は、ここで、ごみ拾いする羽目になってしまった。

前日が晴天の日曜日だったせいもあるんだろうか。マイバイクの籠にいっぱいのごみを拾ってしまった。

美しい沢の流れの傍らに、缶コーヒーの飲みかけが上向きにおいて(捨てて)あった。中身を捨てようと逆さまにすると、がさがさと手ごたえがする。
おや、葉っぱ?吸殻?---いいえ、

甘いにおいに誘われて入り込んだたくさんのカマドウマが、出られなくなって、中で溶けたようになって死んでいた。それが缶の飲み口からボタボタと垂れて落ちてくるのだった。

ああ俺はもう当分、缶コーヒーは飲めないだろう。

だから、山にごみは捨てんなって!

 (カマドウマの写真は「広辞苑CD-ROM」より引用)